SPOT 02
慶応3年、西郷隆盛・木戸孝允らが倒幕の密議を交わした幕末の舞台。
字幕 / Transcript
目の前にある小さな建物が、日本の歴史を動かした密議の舞台です。
慶応3年(1867年)9月のことです。薩摩から西郷隆盛・大久保利通・小松帯刀らが山口へ乗り込みました。そして長州の木戸孝允・伊藤博文・品川弥二郎らと、この枕流亭で向き合いました。かつて薩摩と長州は、蛤御門の変で刃を交えた仇敵同士でした。その両者が坂本龍馬らの仲介を経て、一つの目的のもとに集いました。江戸幕府を倒すために。
この建物はもともと、豪商・安部家の離れでした。一の坂川の流れを枕に望む立地から「枕流亭」と名付けられました。川の瀬音だけが聞こえるその座敷で、明治維新の夜明けを告げる誓いが交わされました。昭和35年に現在の地に移築され、今もその静かな佇まいを保っています。
歴史の転換点は、こうした目立たない一室で生まれます。ぜひ、当時の緊張と熱気を想像しながら、ゆっくりとご覧ください。
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