SPOT 03
毛利敬親が茶室を装い倒幕を謀った茶室。品川弥二郎が後世に伝えた。
字幕 / Transcript
この小さな茶室に、幕末日本の命運が秘められていました。
文久3年(1863年)のことです。長州藩主・毛利敬親は藩庁を萩から山口へ移しました。そして政事堂の近くに一棟の茶室を構えました。それが露山堂です。敬親はここで茶の湯を楽しむふりをしながら、身分の上下を問わず家来を集めました。そして幕府打倒の策を練り続けました。倒幕の意志は、この静かな座敷の中で少しずつ形をなしていったのです。
廃藩後、建物は持ち主を転々とし、やがて崩れ落ちる寸前となりました。これを惜しんだのが、敬親の側近・品川弥二郎です。彼は同志と力を合わせて資金を集め、明治24年(1891年)にこの地へ移築しました。
一人の志士が、朽ち果てようとした歴史の証人を救いました。その献身があったからこそ、私たちはいま、ここに立つことができます。ぜひゆっくりとご覧ください。
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